- スノーボードブーツは高価だからできるだけ長持ちさせたい
- スノーボードブーツってどうやって洗うんだろう…
- 洗うときに必要なアイテム一覧を知りたい
シーズンオフした時にスノーボードブーツのお手入れを忘れて来シーズンを迎えた時、高価なブーツにカビが生えたり、臭くなってたりしたら絶対後悔しますよね。
私はシーズンオフの度にお手軽にできるスノーボードブーツのメンテナンスをしてブーツを清潔に保って長持ちさせています。
そこでこの記事では、スノーボードブーツの洗濯方法から保管方法まで徹底解説します。
この記事を読めば「スノーボードブーツを清潔な状態で来シーズンを迎える」ことができます。
スノーボードブーツを清潔にしてカビや臭いをなくし来シーズンを気持ち良く迎えましょう。
スノーボードブーツ洗濯・保管に必要なアイテム
スノーボードブーツを洗濯・保管するために必要なアイテムとその用途をご紹介します。
ほとんどのアイテムは薬局や100円ショップで購入できますよ。
スノーボードブーツの洗濯・保管には以下のアイテムを使用します。
スポンジ
スポンジはアウターブーツ、インソールの汚れを落とすために使用します。
ブーツの側面には泥などの汚れがつきやすく、汚れには細菌がたくさん存在しています。
しっかり洗うことによってカビなどの発生を抑えることができます。
歯ブラシ
歯ブラシはアウターブーツの凸凹した靴底を洗うために使用します。
歯ブラシであれば深い溝にも入り込んでくれるため隅々まで洗うことができます。
私は使い古した歯ブラシを使用しています。
タオル
タオルは濡れたスポンジで擦ったときに付いた水滴を拭き取ったりするときに使います。
結構汚れるので、不要なタオルを使う方が良いでしょう。
中性洗剤
中性洗剤はインソールの汚れを落とすために使います。
私は食器用の洗剤のキュキュットを使用しています。
食器用の洗剤は弱酸性ですが水に濡らすと中性になるので普通に使えます。
重曹
重曹はインソールの皮脂汚れを落として消臭するために使用します。
重曹には消臭効果があり、汗や皮脂などの酸性の汚れを弱アルカリ性の重曹で中和分解してくれます。
ダイソーなどの100円ショップで安く購入できます。
消臭スプレー
消臭スプレーはアウターブーツとインナーブーツの中に吹きかけて消臭と除菌をする際に使います。
ちなみに私が使用している消臭スプレーはファブリーズです。
消臭パウダー
消臭パウダーは一番重要といっても過言ではありません。
私は色々な消臭剤を試した中で「グランズレメディ」が一番効果があったので愛用しています。
アウターブーツとインナーブーツにパウダーを撒くことによって、臭いの原因である菌を根本から除菌してくれます。
さらに水分も含んでいないのでカビなどの発生の心配もありません。
人体に影響がないので肌に直接触れるグローブにも使用できます。
グランズレメディの口コミや評判についてはこちらの記事にまとめました。
ブーツキーパー ※新聞紙でも可
ブーツキーパーはブーツの形状が崩れないように保ちつつ、湿気を吸収し乾燥させるアイテムになります。
乾燥していない状態だと雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
なお、新聞紙をグルグル巻いてブーツに入れることでも代用することができます。
新聞紙を入れるときは型崩れしないようブーツの形が保たれるように詰めましょう。
私は新聞紙がなかったのでスノーボードブーツ専用の「DRYKINGブーツキーパー」を使用しています。
スノーボードブーツの洗い方
スノーボードブーツは3つのパーツによって構成されていて、各パーツごとに洗い方が異なります。
そのため、まずはスノーボードブーツを3つのパーツに分解してから各パーツごとに洗っていきます。
スノーボードブーツの分解から洗い方まで順を追って説明します。
事前準備としてスノーボードブーツを3つのパーツに分解する
まずはスノーボードブーツを3つのパーツに分解していきましょう。
- アウターブーツ
- インナーブーツ
- インソール
スノーボードブーツの分解ができたら、各パーツごとに洗っていくので解説します。
アウターブーツ
アウターブーツは一番外側のパーツで防水性能に優れています。
アウターブーツは滑っているときに泥やホコリなどが最もつきやすいパーツなのでしっかり落としていきましょう。
アウターブーツを洗う流れは以下の通りです。
手順に沿って解説していきます。
濡らしたスポンジで外側を洗う
アウターブーツの汚れは乾いて取れにくくなっています。
そのため、まずはスポンジを濡らして外側を擦って汚れを落としていきます。
スポンジが汚れてきたら絞って、さらに擦って綺麗にしていきます。
スポンジであればアウターブーツを傷つけることなく洗うことができます。
歯ブラシで靴底を磨く
歯ブラシを水で濡らして靴底を磨いていきます。
靴底は凸凹していて汚れを取りずらいので、溝にも入り込んでくれる歯ブラシで深い溝までしっかり磨いていきます。
タオルで外側を乾拭き
洗ったときに外側と靴底に残った水滴をタオルで拭き取って綺麗にしましょう。
外側・内側の両方を消臭スプレーで除菌する
外側・内側の両方に消臭スプレーを吹きかけていきます。
消臭スプレーをかけることによって、残った雑菌を殺菌していきます。
しっかり全体的に吹きかけていきましょう。
陰干しで乾燥させる
消臭スプレーをかけてそのまま閉まってしまうと濡れた状態なので逆に菌が繁殖してしまいます。
濡れた部分を乾かすためにしっかり陰干しして完全に乾かしていきましょう。
なぜ陰干しかというと、ブーツは熱に弱く劣化してしまいます。
そのため、なるべく直射日光に当てるのは避けた方がいいでしょう。
消臭パウダーで殺菌・消臭する
仕上げにアウターブーツに消臭パウダーを散布します。
消臭パウダーは臭いの発生源を除菌する作用があり、根本から除菌、消臭することが可能です。
臭いの発生源を除菌することから、すでに臭いがひどいブーツには特に有効です。
ちなみに画像で使用している消臭パウダーが「グランズレメディ」です。
インナーブーツ
インナーブーツはアウターブーツの内側に入っているパーツで、肌から出た汗や皮脂などの汚れが付きやすいです。
インナーブーツは水を使って洗うと形状が崩れやすいので、私は水を使わない洗い方をしています。
ここではインナーブーツの洗い方をご紹介します。
インナーブーツを洗う流れは以下の通りです。
手順に沿って解説していきます。
外側・内側の両方を消臭スプレーで除菌する
外側・内側の両方に消臭スプレーを吹きかけていきます。
インナーブーツは水洗いしないので消臭スプレーを全体にくまなく吹きかけてしっかり除菌しましょう。
陰干しで乾燥させる
消臭スプレーをかけてそのまま閉まってしまうと濡れた状態が長く続き逆に菌が繁殖してしまいます。
濡れた部分を乾かすためにしっかり陰干しして完全に乾かしていきましょう。
アウターブーツと同様になるべく直射日光に当てるのは避けた方がいいでしょう。
消臭パウダーで殺菌・消臭する
仕上げにアウターブーツと同様に消臭パウダーを散布します。
インソール
インソールはインナーブーツの底の部分に敷いてあるパーツです。
足の裏が触れる部分でかいた汗や皮脂などが付着するので綺麗にしていきます。
ここではインソールの洗い方をご紹介します。
インナーブーツを洗う流れは以下の通りです。
手順に沿って解説していきます。
重曹入りの溜めたぬるま湯に浸す
35℃ぐらいのぬるま湯をインソールの全体が浸るぐらいまで溜めます。
その中に重曹をスプーン3杯ほどを加えます。
そこへインソールを浸し30分ほど浸けておきます。
重曹入りの水に浸すことによって皮脂や汗の汚れを落とすことができます。
中性洗剤で洗う
中性洗剤をスポンジに付けて洗います。
私が使っている洗剤のキュキュットは弱酸性ですが水と混ぜると中性になるという特徴があります。
重曹では落とせなかった汚れを中性洗剤で落としていきましょう。
洗い終わったら洗剤を水で洗い流しましょう。
タオルで水気を拭き取る
なるべく早く乾くように拭き取れるだけタオルで拭きとってあげましょう。
陰干しで乾燥させる
インソールを乾かすために陰干しで完全に乾かします。
それでもスノーボードブーツが臭い場合
スノーボードブーツを何年も洗っていないと、今回紹介した方法だけでは頑固な臭いが取れないはずです。
その場合は消臭パウダーを7日間、毎日散布するようにしましょう。
消臭パウダーは毎日散布することによって最大限の効果が発揮されます。
他の消臭剤とは違って消臭パウダーは臭いの発生源を殺菌する効果があるので、じわじわと雑菌の発生源を殺菌して臭いを無くしてくれます。
一番代表的な消臭パウダーが「グランズレメディ」です。
ブーツの保管方法
ブーツを洗って完全に乾燥させたら、ブーツの雑菌が繁殖しないように対策をして良い状態で保管します。
ここではブーツの保管方法をご紹介します。
ブーツの保管方法は以下の通りです。
手順に沿って解説していきます。
3つのパーツを元に戻す
分解した3つのパーツを元の通りに戻します。
そのときにインナーブーツやインソールが正しい形状でブーツに入っていることをしっかり確認します。
変な状態で入っているとその状態が形状記憶されてしまい、次回ブーツを履くときに型崩れして違和感があったり履きにくくなってしまいます。
ブーツキーパーを入れる ※新聞紙でも可
ブーツキーパーを入れてカビの原因になる湿気が残らないようにするのと、正しい形状をキープできるようにします。
新聞紙の場合はグルグルに巻いてブーツの先にも行き届くように入れていきます。
ブーツキーパーを入れたらインナーブーツ、アウターブーツの紐を締めておきましょう。
紐を締めておかないと、ブーツのタンが前に倒れてしまったり、ふくらはぎ部分が横に倒れたりして型崩れします。
また、スノーボードケースには入れておかないようにしましょう。
スノーボードケースは密封されているので湿気が溜まりやすく細菌が繁殖する可能性があります。
【番外編】洗濯機は使用していいの?
スノーボードブーツを洗濯機できたら洗うのがすごい楽になりますよね。
ですが、個人的にはオススメはしません。
インソールですら洗濯機に入れると型崩れする可能性があります。
アウターブーツは防水性があり乾かすのに相当時間がかかります。
さらに素材に皮を使っていた場合、劣化がかなり激しくなってしまいます。
インナーブーツはせっかく自分の足の形に成型されたブーツが変形して履きにくくなる可能性があります。
中には洗濯機に入れてもいいブーツもあるのかもしれませんがやはりオススメはできないです。
まとめ
以上、スノーボードブーツの洗濯方法から保管方法までを紹介しました。
ご紹介した内容について簡単にまとめておきます。
スノーボードブーツの洗濯、保管をしっかりして来シーズンを気持ち良く迎えましょう。
良いスノボーライフを過ごしてください!